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DB Baureihe 406 / ICE 3MF (Maerklin 37786) - 3 [鉄道模型 Maerklin]

●406 384-8 (25号車 / BordBistro)

403.3形は製品ではモーターやデコーダーが搭載された中間車である。今回の製品は現行仕様を模しており、実車に合わせBordRestaurantからBordBistro仕様に変更されており、外観では側面の表記が”BordBistro”に変更されているのが目立つ。

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実車の屋根上にはフランス・ベルギー用のDSA 380F形パンタグラフ(SNCF 25kV AC, SBB 15kV AC, SNCB 25kV AC用)が搭載されており、製品でも再現されているが、パンタグラフは特に作り分けていないようである。

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実車の車内は中央の厨房を境に、一方は売店と立席テーブル、もう一方は2等席(レストランとして使われることもある)とビストロ用の立席テーブルからなる。売店側の車端部から厨房付近にかけては内装がなく、スピーカーやデコーダーが中に搭載されている。

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残念なのは、これらが側窓から見えてしまい、LED室内灯もこの部分にはないことである。

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一方、2等席側は座席やテーブルなどの内装がブルーのプラスチック部品で再現されている。この内装部品は新たに起こされたもので、従来のBordRestrauntからの仕様変更を実車通り反映させているのは嬉しいところである。この部分には室内灯が設けられている。

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車両中央に五極モーターが設置されている。プラスチック製のギアを介して、両台車の4軸を駆動する方式である。残念ながらSDSモーターではないが、騒音はそれほど大きくはなく、走行は極めてスムーズで安定している。

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私は購入したメルクリン専門店にお願いして、フルサウンド化して頂いた。その改造内容は以下の通りである。
(1) 純正デコーダーの設定数値の確認。
(2) mfxデコーダーへのICE 3用mfxデータ(ESU LokSoundmfx #を利用)の書き込み。
(3) 書き込み後のデコーダー設定数値の調整。
(4) ライト・ハイビームのファンクション位置の変更(Mobile Staition対応のため)。
(5) 純正サウンド基盤の取り外し(スペースの関係で純正スピーカーとの共存は不可)。
(6) 純正スピーカー位置へのスピーカー取り付け。

自宅ではMobile Station (60652)を使用している。現在、楽しめるファンクションは以下の通りである。
- 前照灯/室内灯
- ハイビーム
- 走行音
- 駅構内アナウンス
- ドア開閉音
- 警笛
- 車掌発車合図(笛)
- 連結音?
- 漸次加減速

ESUのサイトを見ると、これ以外のファンクションも装備されているようだ。そのうち、Central Stationで試してみたい。
走行音はICE 3の独特のインバーター音が良く再現されており、ボリュームも十分で、ファンにはたまらないところである。メルクリンは電機や電車は走行音をつけない傾向があるが、ICE 3では走行音は極めて効果的である。
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DB Baureihe 406 / ICE 3MF (Maerklin 37786) - 2 [鉄道模型 Maerklin]

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メルクリン 37786は、フランス直通用の406形ICE 3MFのTz 4684編成をプロトタイプとしている。37786は5両編成のセットで、増結用の43716・43736・43746を買い足せば、実物通りの8両編成になる。37786に含まれる車両は以下の5両である。

- 406 084-4 (28号車 Frankfurt方1等先頭車)
- 406 184-2 (27号車 1等中間車)
- 406 384-8 (25号車 BordBistro)
- 406 684-1 (22号車 2等中間車)
- 406 584-3 (21号車 Paris方2等先頭車)

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メルクリンは実車が営業運転を開始する2000年以降、バージョンを変えながら何度かICE 3を製品化してきた。今回の製品も基本設計は同じである。車体はプラスチック製で、実車の滑らかさがよく再現されたスタイリングはそのままである。中間車で27.9cmという車体は約1/89、フルスケールにやや短いだけで、メルクリンとしては長いサイズであるが、R1のカーブもスムーズに通過する。
集電は両先頭台車で行い、電気連結器を介して25号車BordBistro内のモーターを駆動する独特の方式もそのまま踏襲されている。このため、少なくとも両先頭車と中間動力車の最低3両を連結しないと模型は通電しない。連結器は強引にするとピンを破損しそうで、慎重な扱いが必要である。扱いのコツは力を要れずに、当てるような感覚で車両を連結させることであろうか。

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25号車はこれまでの製品ではBordRestaurantであったが、今回の製品からは現行通りのBordBistroに変更されている。屋根上には車端付近に実車通り、補助空調装置が追設された。また編成番号や都市名など、各種の表記類も追加された。行き先表示はICE 9554 (Frankfurt Hbf→Paris Est)が印刷されている。
車内灯は搭載済みであるが、今回の製品では前照灯と共にこれまでの電球からLEDに変更された。電球だった頃は消費電力が大きかった上、色合いが黄色がかっていたが、今製品は実車に近い良い色合いになった。

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デコーダーはこれまでのfxデコーダーからmfxに進化した。製品に収録されたファンクションは以下の通りである。
f0: 前照灯/尾灯
f1: ビームライト
f2: 駅ホーム出発アナウンス
f3: ドア開閉音
f4: 漸次加減速

ドイツ鉄道のフラッグシップの最新製品、しかも廉価版でもない製品である割にファンクションには不満が残る。そこで私は購入したメルクリン専門店にお願いし、ESUのICE 3用LokSoundmfxを用いて、フルサウンドに改造していただいた。詳細は後で紹介したい。


ICE 3 / RiG
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-ice3.htm

37786 / Maerklin
http://www.maerklin.de/de/produkte/detailsh0.html?art_nr=37786
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DB Baureihe 406 / ICE 3MF (Maerklin 37786) - 1 [鉄道模型 Maerklin]

待ちに待ったものが本日到着した。今後少しづつレビューを書いていくつもりであるが、今日はまずはこれをご覧頂こう。





素晴らしいの一言である。
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メルクリン三昧の一日 [鉄道模型 Maerklin]

12月27日朝7時前に起床。前夜は忘年会、1時過ぎまでにどれだけお酒を飲んだか分からない程であった。二日酔いと寝不足で辛いが、とにかく荷物をまとめ、家を出た。浜松町からモノレールの空港快速に揺られる、天候は快晴で、富士山が美しい。20分弱で羽田空港に到着。
二日酔いは相変わらず、胃が痛いのを我慢しつつ、うどんで朝食を済ませ、ANAのB777-200に搭乗する。9時定刻に出発、雲一つない空へと飛び立ち、西へと進路を向ける。静岡付近では遥か眼下に新幹線が走行中、さすがにスピードが違う。さらに機窓からは浜名湖、知多半島を望み、紀伊半島へ。この頃から雲が目立つようになる・高度を徐々に下げると、今度は近鉄特急の姿が見られる。着陸態勢に入ると、近鉄大阪線と奈良線が合流する布施駅、大阪城、新大阪駅付近を飛び、10時過ぎ定刻に伊丹空港に着陸した。
ようやく二日酔いも収まってきたようだ。モノレールに乗り一駅、蛍池駅から阪急宝塚線に乗る。やってきた急行は8000系。伝統の阪急に似つかわしくない派手な塗装の車両で驚いたが、広告塗装ではなく、宝塚線に一編成だけ走るエコトレインだった。エコというだけで、何となく納得させられるあたりに、この言葉の響きの強さを感じる。十三から伝統の3複線区間を走り、梅田駅に到着する。

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地下鉄御堂筋線で淀屋橋へ一駅乗車、ここからは京阪特急に乗る。車両は8000系、中ノ島線開業に合わせて登場した新塗装を纏っている。車内は空いており、転換クロスシートでリラックスする。複々線区間に上がるとスピードも上がる。快適な旅を楽しみ、枚方市駅で下車する。

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反対側のホームには新鋭3000系が停車中、上品なデザインの車両で、一度乗ってみたいものだ。
駅周辺を少し散歩した後、バスに乗り10分ほど、関西外大前で下車する。今日はここにあるメルクリンショップを訪ねる。今回は2回目の訪問である。私は最近はACモデルを買う機会が多く、時々お世話になっているのである。
今年の一連の新製品の中でも、ICE 3MFは最も心待ちにしていた。製品化発表後、早いうちに予約していた、そのICE 3MFが入荷したとのことで見に来たのである。店内は以前よりも在庫も増え、相変わらず存在感のあるレイアウトにはCS 1・CS 2が並べられているのも専門店らしい。

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早速、入荷したばかりのICE 3MFを見せていただく。

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メルクリン / トリックスのICE 3は実車の営業運転前からバージョンを変えながら発売されている。今回は現行仕様が忠実に再現され、BordRestaurantがBordBistroになり、屋上に追設された空調装置も再現されている他、表記類も実車にあわせ追加されている。特筆すべき点はライト類は全てLED化されたところで、これまでは妙に黄色かった前照灯は実車通りの良い色合いになった。室内灯もLEDになり消費電力量がずっと減った。これならMSでもストレスなく運転できるだろう。レイアウトでICE 3MFを試走させながら、すっかり満足した。
店長さんからはCS 2も詳しく紹介していただいた。CS 2を見るのは初めてであったが、その多機能ぶりには舌を巻く他ない。自動運転プログラムや、レイアウト操作まででき、しかもDCC対応と、現状で考えられる機能は全て盛り込んだと思える程。お店のお客さんからも実車や模型について興味深いお話を伺い、随分と長居してしまった。
夕方にお店を後に、バスで枚方市駅に戻り、8000系旧塗装の特急で丹波橋へ。さらに近鉄京都線に乗り、京都駅へ行った。駅弁を買い込み、N700系仕様ののぞみ40号に乗車、ビールを飲むと酔いも回る。名古屋の先でいつのまにか眠ってしまい、起きたら新横浜に到着するところだった。東京駅で降り。地下鉄で職場による。人気のない中を歩くと、何とライトアップされている、大学とは思えず驚く。

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用事を済ませ、再び地下鉄で銀座へ。Barよしゆきさんに行き、メルクリン三昧の一日を終えたのであった。

ところで・・・・肝心のICE 3MFは引き取らなかった。何か不備があったわけではない、実はあることを頼んでおり、それが済んだ時点で送ってもらう予定なのである。ICE 3MFが到着したら、改めて詳しく紹介したい。
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DB Baureihe 111 (Maerklin 37317) [鉄道模型 Maerklin]

111形は1974年に登場し、227両が製造された旅客列車用電機である。当初はS-BahnやICにも使用されたが、現在は事故廃車となった2両を除く225両がDB Regioに所属し、最高160km/hの高性能ぶりを活かして、REやRBなどを担当している。配置機関区はMuenchen、Nuernberg、Stuttgart、Freiburg、Frankfurt、Koeln、Dortmund、Braunschweigと広範囲におよび、特に旧西ドイツ地域では後継世代が登場した今も地域輸送では中心的な役割を担っている。
111形はHOではMaerklin、Trix、Fleischmann、Rocoの大手各メーカーがそろって製品化しており、実物に合わせて様々な塗装のバージョンを繰り返し発売している。私はFleischmannの製品も2両所有しているが、今日はMaerklinの製品を紹介したい。

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111形Verkehrsrot塗装はドイツ旅行の際に何度も見て、そのうち買おうと考えていた。Maerklinのそれは通常製品として発売されていたし、こういう車両の性質を考えると焦らなくとも入手できるだろうと考えていたが、ある時に2008年で生産中止になることに気が付いた。とはいっても、すぐに入手難になるとは思えないし、そのうちに番号違いで製品化されるようにも思うが、生産中止と聞くと欲しくなるのも人情である。海外の鉄道模型店のサイトを見て回っても、案外在庫がないようで、こうなると逆に欲しくなってしまう。国内のあるメルクリン販売店に諦め半分で問い合わせると、幸か不幸か在庫があるとの返答、そのまま衝動買いしてしまった。

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モデルはタルキス色(Ep. IV)の37316とほぼ同仕様である。実車の特徴をよく捉えたボディは樹脂製でメルクリンにしては良くも悪くも軽い印象、やや光沢の抑えられたVerkehrsrot塗装が細かい表記類と共に綺麗に再現されている。ディティールも適度で、実車の軽快なイメージを壊さない。パンタグラフは黒色に塗装され、配管類も手堅くまとめられている。ナンバーは111 095-6、現在Frankfurtに配置されている機関車である。

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デコーダーはmfxであるが、ファンクションは漸次加減速機能と警笛のみであるのが寂しいところだ。モーター音はやや大きいが非常に重厚な音で、この点ではメルクリンらしい。低速もよく利き、極めてスムーズな走行で好感が持てる。もちろん、前照灯・尾灯とも車両の進行方向に合わせて点灯する。

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この111形は今年新しく発売される旧Silberlinge客車はもちろん、2階建て客車ともよく合う。Fleischmannから発売されているModus客車との組み合わせも良い。1両で色々と楽しめそうである。
全体としては大変満足の出来る製品であるが、mfxデコーダーの機能が限られているのは残念だ。せめてブロワー音だけでもあれば、と思うのであるが、私の現在の技術力では改造は難しいかもしれない。

Neuheiten-Revue - 37361 BR 111 (DB) / PwM
http://www.thundernet.or.jp/~PwM/NhR-37316.html

BR 111 / RiG
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-111.htm

DB Baureihe 111 / RiG別館 鉄道周遊記
http://rig-bahn.blog.so-net.ne.jp/2008-10-17
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