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10月24日 München→Tokyo [ドイツ・イタリア鉄道旅行 2022]

 本日は帰国日である。6時に起床する予定だったが、強行軍続きで寝過ごしてしまい、6時15分にMさんに起こされる。パンとサラミとチーズで朝食を頂く。地元産というチーズが美味しい。7時にMさんとと共に出発する。真っ暗の中を歩き、最寄り駅からMünchen Hbfへ直通するREに乗車する。この列車は朝ラッシュ時間帯の速達列車で、いつも混雑するとのことである。2階建て客車5両を218形は押す編成で、定刻到着した。
 拠点駅Mühldorfでしばらく停車する。隣にはBahnland Bayern塗装の628形が停車中で撮影しておく。

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 Mühldorfを出発すると、München Ostbf.までの間の停車駅はDorfenのみである。しかし、早朝の架線トラブルの影響で、この路線の列車にかなり遅延が出ている様子である。一部は単線なので、こうなると影響が大きい。車内で搭乗便のチェックインとmySOSの手続きを済ませておく。ルフトハンザからのメールでの情報によると、飛行機はほぼ満席の予定とのこと。列車は何度も信号待ちで停車し、結局25分程遅れて、8時50分にMünchen Ostbf.に到着する。

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 空港へ行くS8はちょうど出発してしまったが、10分程で次の列車がやって来る。S-Bahn50周年の記念塗装の423形である。車内は大きな旅行カバンを持った乗客で混雑している。München Flughafenまでは30分弱、9時半過ぎに到着する。

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 ホームから地上に上がると、そこは空港のターミナル2の目の前である。荷物預け入れは自動化されており、全く待つことなく終了。スーツケースは23kg制限のところを、24kgだったが、ルフトハンザ職員はスルー。

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 飛行機に搭乗する前にさっぱりしたいので、Mさんに待ってもらって、シャワーサービスを利用。17ユーロは少し高いが、掃除が行き届いて快適であった。続いてスーパーや売店をまわってお土産を購入し、コーヒーを飲みながら一休憩。
 Mさんと別れ、11時前に制限区域に進む。お互い良い歳なのに、ちょっと目がウルっと。保安検査場は10分程で通過、最後まで見送ってくれたMさんに大きく手を振って中へ。出国審査も自動化されており、すぐに通過する。Lufthansa Worldshopで普段使うためのカバンを購入し、搭乗ゲートへ。ここまで恐ろしいくらいスムーズである。München空港はヨーロッパの空港の中でも利便性が高いとのことで評価が高いが、それも頷ける。
 時間が余ったので、出発前にスモークサーモンのサンドイッチと共に、名残のビールを一杯。11時40分に搭乗口に進むと、すでにLH714便は待機していた。機材はA350-900、D-AIXI “Dortmund“である。A350はシンガポール航空で短区間の利用経験はあるが、長距離便は初めてである。12時40分に搭乗、最後部から2列目の窓側40Aに座る。機内は見渡す限りは満席である。

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 13時に出発し、雨の中を13時11分に離陸する。



 早速、Wifiサービスを試すと、今度は無事に接続することができた。自宅へ向かうMさんから、乗ってる列車のすぐ南を飛んでるね、との連絡が来る。飛行機はここから南東へと針路を向け、ドイツを離れて、黒海上空へ。

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 トルコからアゼルバイジャンへ進んでいく。大コーカサス山脈の美しいこと、旅慣れた人は通路側を選ぶようだが、やはり旅は窓側に限ると思う。トルコ上空でWifiが一旦接続できなくなったが程なく復活する。機内サービスは飲物から始まり、まずはビールをもらう。そして食事はラビオリに、サラダ・チーズ・パン。SNSを見ていると、機内食は日本発の便が美味しくて外国発は・・・と当たり前のように書かれているのを見かけるが、羽田発の食事に比べるとこの便の方が明らかに良い。

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 日も暮れて、飛行機は中央アジアを飛んでいく。疲れたので寝ようとも思うが、なかなか眠れない。カザフスタンを通過し、モンゴルをかすめ、中国を抜けて黄海へ。到着1時間半前となり、ソウル付近を過ぎるとそろそろ日の出である。ここで朝食のサービス。飲物とチーズサンドイッチとヨーグルトのみ、コストカットもここまで来たか、と思わなくもないが、このサンドイッチが案外美味しい。朝食としてはちょうど良いのかもしれない。

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 食事が終わると、まもなく日本上空に差し掛かる。愛知県から太平洋側に出ると着陸態勢に入り、7時31分にD滑走路に着陸、ゲートには7時39分に到着、定刻より30分以上早い。それにしてもA350は静かで非常に快適、個人的には787より好みである。
 長旅を終え、ゆっくりと降機。ワクチンは4回接種済みなので検疫もすぐに通過、入国審査もスムーズで、スーツケースも待つこともなく受け取る。税関も止められることはなく、ロビーへ。ここで、わざわざ出迎えに来てくれたKさんに会い、お土産を渡す。さらに展望デッキで撮影していたAさんに車で自宅まで送ってもらい帰宅し、3年ぶりの渡欧は終わった。
 今回お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
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