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レイアウトの改良と走り初め [鉄道模型 レイアウト]

 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
 今年は仕事も既に色々と予定があり、家族も増える予定で、動きの大きい1年になりそうだが、その中でもドイツ鉄道や鉄道模型を楽しんでいきたい。もちろん、新製品の発表も楽しみである。

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 秋からしばらく忙しい日が続いたが年末年始はようやく一段落、久しぶりに模型部屋に入り、掃除をしつつレイアウトに手を加えた。秋に新たに樹木が届いたので、元々植えてあった樹木も含めて新たに並べなおした。手前の直線沿いの樹木は背の高いものをなるべく並べた。これはオーバルの反対側とシーナリーを遮断する意味がある。さらに、Fallerのバラストシートを複線オーバルの中央に敷設する作業を進め、半周分の作業は終了した。

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 2019年の走り初めはICE 3と蒸機2種。

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 こういう風景を再現したくて、オーバルの手前を駅ではなく、森林を背景とした直線区間としたのである。
 電化区間だが、電化が進み始めた時代の姿と割り切れば、蒸気機関車を走らせるのも悪くない。重貨物機44形はウエザリング仕様、この重厚感はたまらない。

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 さらに、ドイツ生活を通じて最も好きになった蒸機、高速旅客機01.10形。

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 引き続き、少しずつでもレイアウトを進化させていきたい。
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架線設置と植樹 [鉄道模型 レイアウト]

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 自宅に建設中のレイアウト。前回は友人たちにベースを設置し、Cトラックを敷設してもらった。現在はドイツらしい雰囲気を出すべく、作業を継続している。まずは前回紹介したLangenfeld付近をモデルに、レイアウト手前の直線区間を集中的に整備している。ドイツはやはり森の国、まずは前回のレイアウト以来買いためた樹木を植えていく。樹木はFallerやNochの廉価版、それらを土台付きで両面テープでマットの上に並べていくだけの作業である。それでも80本程並べると森林らしくなる。私のコレクションは電車や電気機関車がメイン、架線も必須である。

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 複線の線路の間は緑のマットのままでは違和感がある。こだわる方はKトラックにバラストを撒くであろうが、無精者の私はそんな手間をかけられない。代わりに、Cトラックのノッホのバラストシート(180778)を敷く。さらにバラストシートの両端に、KATOのライケンを両面テープで固定する。ここまでの作業はわずか2~3時間ほどだが、それでも田園地帯の直線区間らしい雰囲気になったと思う。

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 この区間はちょっとした撮影台にもなる。

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 一方、時間がかかるのはストラクチュアの作成である。masato-maerklinさんが作ってくれたドーム駅舎だけでは寂しい。以前製作した建物をいくつか友人に預けてあり、戻ってくれば少しは賑やかになるが、それでもまだ少ない。そこで、以前に買っておいたKibriのDüsseldrf旧市街の建物を製作している。ストラクチャアの製作は時間がかかるが、休日をつぶしてピッツェリア、さらに美容室の入った建物を仕上げた。現在、駅本屋の製作も進めている。

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 まだまだ製作中のレイアウトであるが、それでも暇な時間に、ビールを片手に田園と森の中を掛けるドイツ鉄道の列車たちを眺めるのは楽しいものである。手間をかけず、無理せず、ゆっくりと作業を進めていきたい。

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ドイツからの帰国と自宅レイアウト [鉄道模型 レイアウト]

 1年8か月に及ぶドイツ留学を終え、日本に戻った。2月22日エレベーターのない5階のにあったアパートを出て、近くのホテルに宿泊した。夜は職場で送別会を開いてもらい、同僚たちと別れを惜しんだ。

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 翌23日妻と計4個のスーツケースをかかえて、タクシーでDüsseldorf Hbfへ。最後に乗る列車はやはりICE 3。12時22分発ICE 627の1等ラウンジ席に座る。この列車はKöln Messe/Deutzのみに停車するICE-Sprinter、Siegburg/Bonnから高速新線に入り、280km/hで疾走、13時33分にFrankfurt Flughafen Fernbahnhofに到着する。

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 スーツケースを預け、空港ターミナルで買い物に行く妻と別れて、タクシーでWeibach付近の高速新線沿いへ。帰国前にICE 3を撮って名残を惜しむ。

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 空港に戻ってビールを飲んで、ドイツを離れた。帰国後は新しい生活のセットアップと仕事で忙しく、趣味にいそしむ時間もあまりなかったが、都内の新居の生活も随分と慣れてきた。妻の勧めもあり、新居でほとんど使っていない部屋に簡易なレイアウト設けることした。といっても、私だけでは何もできないので、いつもお世話になっているmasato-marklinさんにご助力を頂いた。
 6月の休日、masato-marklinさんの他、友人2人が集まり、作業開始。まずはカラーボックス8個を組み立て、それぞれに4個ずつキャスターを取り付ける。

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 カラーボックスの上に、3枚の厚いベニア板を載せネジで固定すれば、2.7m×1.8mのレイアウトベースができる。

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 あらかじめ用意して頂いた黄緑のカーペットを敷いたら、それだけで何となくヨーロッパらしい雰囲気が感じられるから不思議である。皆さん器用で、朝10時半から始めた作業はここまで2時間半ほどしかかからなかった。圧倒的に不器用な私はほぼ役立たずであったが。

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 昼食を済ませ、今度は線路の敷設作業に移る。複線オーバルを基本にとし、その間にローカル線を想定したオーバルを1線設け、リバース線の機能も持たせた。駅をレイアウトの奥側に設け、masato-marklinさんが製作してくれたドーム屋根を設置すれば雰囲気が出る。

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 今後、ストラクチュアを増やし、樹木をできるだけ多く置いて、私のイメージするドイツの雰囲気に近づけていきたいと思う。特に手前の直線はICEの撮影や妻との散歩に通ったLangenfeld付近をイメージしている。

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 ここまでの作業にご協力いただいた皆さんに心から感謝したい。
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架線運転を簡単に楽しむ [鉄道模型 レイアウト]

 ある鉄道模型誌で、電気機関車や電車を走らせるレイアウトには架線は必須、という記事を読んだことがある。正直、ちょっと極端な意見ではないか、と長く思っていたが、ある運転会の時に架線付きレイアウトで走行させて、かなり考え方が変わった。架線下でパンタグラフをあげて走る列車にすっかり魅了されたのである。所有車両の大半が電車や電気機関車であることもあり、自分でも何とか架線運転を楽しみたいと思うようになったのである。

 ご存じの通り、メルクリンから架線システムが発売されており、私も試しに購入してみた。原稿の架線システムは旧システムに比べ形状は格段に良いものの、架線柱と架線ワイヤをそろえるのはかなり高価であり、設営もかなり面倒で、お座敷運転の度に用意するのは難しいことが分かった。一時は旧システムの導入も考えた程であるが、入手自体もなかなか大変である。結局、架線運転を気軽に楽しむ方法として考えたのが、オーバル全体に架線を張ることには拘らず、一部区間のみ架線を張ることである。しかし、この場合、架線の切れ目の部分の処理が問題になる。
 大いに参考になったのが、メルクリン・マガジンの記事である。この記事では、パンタグラフの摩耗予防の観点からも、トンネルなどでは架線を省略することを提案していた。そして、架線設営を一部区間のみに限定した場合の対策として、パンタグラフが架線に接触する高さまで上がらないよう、パンタグラフのシューと基部をタコ糸などで結ぶ方法や、架線の端部にガイドワイヤを設ける方法を紹介していた。前者は細かい作業になり、かなり面倒そうなので、後者を参考にすることにした。しかし、マガジンに掲載されていたガイドワイヤの写真を真似するのはなかなか面倒そうで、何とか簡単にガイドワイヤを作る方法がないか、私なりに考えてみた。

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 工作は3分でできる簡単なものである。架線ワイヤを軽く曲げ、架線ワイヤの下側を、架線柱の上側と接続するだけの話である。この際、架線柱と架線ワイヤの一部は切り取ってしまい、パンタグラフが干渉しないようにしている。といっても、文章ではなかなか工作内容が分かりにくいであろう、写真を観察して頂ければ幸いである。
 列車進入時の写真と動画を掲載しておく。

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 この方法を用いれば、例えばオーバルの片側の直線部分だけ架線を設営する、といった具合に、比較的手軽に架線運転を用いることができよう。

Cトラック スラブ軌道風 [鉄道模型 レイアウト]

デジタルのおかげで、お座敷運転もそれなりに楽しいが、あこがれはやはりレイアウトである。現状ではレイアウトを作成するのは到底無理だが、せめて展示台くらいは、と思う。せっかくなので、ICE 3が似合う高速新線風の展示台を作成することにした。
高速新線風のレイアウトとなると、hikariさんのZゲージレイアウトを思い浮かぶ。非常にシンプルな作りであるが、高架橋・スラブ軌道・トンネルの3点セットで雰囲気は抜群だ。hikariさんのレイアウトの写真を眺めながら、基本的なプランを練った。

高速新線はFrankfurt M – Koeln間のNBS Koeln-Rhein/Mainを意識したものにしたい。この高速新線は300km/h対応のICE 3専用線、建設費を抑えるため高架橋は少なく、切り通しや築堤区間、地平区間が大半を占め、最大40パーミルの勾配とカーブが連続する。全面的にスラブ軌道が採用されているのも特徴である。
あくまでも展示台なので、カーブと勾配はあきらめ、直線とする。高架とはせず、とりあえず地平とし、お座敷の時につなげられるようにする。そして、スラブ軌道は欠かせない。

まずは、スラブ軌道をどう再現するかを検討してみた。飽きっぽい私のこと、大事なのは手間がかからず、それっぽく見えることである。
最初に考えたのは、hikariさん方式である。Zゲージ用トラックの枕木をライトグレーに塗装し、それを同じくライトグレーに塗ったコルク道床に貼り付ける方法は比較的簡単だ。同じことはKトラックで簡単にできそうだ。しかし、枕木一本一本を塗装するのは根気のいる作業である。
ICEの写真集などで高速新線の写真をもう一度観察すると、一口にスラブ軌道と言っても、いろいろなパターンがあることが分かる。そして、多くの区間ではバラストの上にスラブ道床が載っていることが分かった。

そこで、Cトラックを用いて、道床部分を活かし、レールの周囲にスプレー塗料でライトグレーに塗装したプラ板を貼ることで、スラブ軌道風になるのではないかと思い至った。早速試してみた結果が以下の通りである。

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Cトラックに貼るプラ板には、模型店で見つけたEvergreen scale modelsのStrip styrereを使っている。6.3mm幅と1.5mm幅のプラ板を使えば、Cトラックの長さに合わせて切るだけですので楽である。複線の間はアスファルト塗装されている区間が多いので、グレーのプラ板を置いた。


もう少し改良が必要だが、雰囲気は少しは出ているように思う。次はコンクリート架線柱で架線を張る予定である。最終的には以前購入したBuschのトンネルポータルを使って、トンネルも再現したい。Buschは高速新線用のトンネルポータルを3種類発売しているが、この製品は"Montabaur"、まさにNBS Koeln-Rhein/Mainを意識したデザインで、この展示台には欠かせない。

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