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10月19日 Tokyo→Frankfurt (M)→Milan [ドイツ・イタリア鉄道旅行 2022]

 2022年が早くも終わろうとしている。公私と共に新型コロナウイルス感染症の流行の影響はまだまだ大きいが、それでも1年間を無事に過ごすことができた。お世話になった方々には心より感謝したい。皆様、有難うございました。来年も宜しくお願いします。

 今年は渡欧する機会に恵まれたのは幸運であった。せっかくなので、今回の旅の記録を記しておきたい。
 10月19日朝、友人達へのお土産で重くなったスーツケースを抱えてラッシュの電車を乗り継ぎ、羽田空港に着いたのは朝9時過ぎであった。搭乗するルフトハンザ航空Frankfurt (M)行LH 717便の搭乗手続きはすでに開始されており、少し並んだが、30分ほどで終了。到着便の遅れで出発が20分遅延の11時55分になるとのこと、Frankfurt (M)空港から更にMilanへ乗り継ぐ予定だが、接続時間に余裕がないので、少し心配になる。
 展望デッキに行くと、程なくしてLH 716便が到着、機材はボーイング747-8I、D-ABYM “Bayern”である。この期待がLH 717便となる。今やジャンボ機はおろか、4発機も見かけることも珍しくなったが、やはりジャンボ機の流麗なスタイルは好ましい。

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 出国手続きはスムーズに済み、制限区域内に進む。利用客は大分多いが、休業している免税店も目立つ。搭乗は予定の11時35分を過ぎても始まらず、結局12時過ぎに開始された。今日中にMilanにたどり着くのは難しそう、と諦めかけるが、機長のアナウンスでは本日の飛行時間は短い予定なので、出発は遅れたが定刻より早く到着予定とのこと。

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 私の席は後方左の窓側である。国際線に慣れている友人は通路側を好むようだが、私はいつも窓側一択。ゲートを出発したのは1時間遅れの12時35分、滑走路34Rから12時50分に離陸する。東京湾から江戸川に沿って北上し、職場の上空を通過。通常なら、ここから新潟方面へ抜けるが、今日は東へ針路をとり、太平洋へ出る。



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 長旅の間、Wifiサービスを利用して仕事をするつもりであったが、なかなか接続できない。そうこうするうちに機内アナウンスが入り、原因不明のトラブルでWifiサービスが提供できないとのアナウンスが。こうなると、ただでさえ長いヨーロッパへの道のりがますます遠く感じられる。
 落ち着いた頃に飲物のサービスが開始される。ビールは以前はWarsteinerであったが、Becksに代わっていた。しかも、スパークリングワインなど一部は有料、さらにエコノミークラスでは食事の選択はなく、おそらくベジタリアンにも対応していると思われるチーズパスタをメインとしたほぼ炭水化物で構成されたメニューであった。

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 食事サービスが終わっても、残り飛行時間は11時間以上。学会発表の準備や映画鑑賞で時間をつぶす。シベリア経由と比べて2時間以上も飛行時間が長いのは辛いが、それを癒してくれるのは、グリーンランド、ノルウェーのフィヨルドなど機窓に広がる素晴らしい光景である。これだからこそ、いつも窓側席を選んでしまう。

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 途中で飲み物とおにぎりかパウンドケーキが配られ、さらに到着1時間前にサンドイッチとケーキが提供された。供食サービスのサービスカットぶりには鮮明に航空業界の苦境が感じられる。

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 夕暮れが迫る中、デンマークからドイツへと入り、徐々に高度を落としていく。そろそろ日も暮れて19時にFrankfurt(M)空港に着陸、ゲートに着いたのは19時14分、定刻の1分前であった。

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 ここからはMilanへのLH278に乗り継ぐ。慣れてはいるが、Frankfurt (M)国際空港は広大で、少し戸惑う。それでも係員に尋ねて大きな問題なくシェンゲン条約圏内への入国審査は完了。ロストバッゲージや遅延など悪評ばかりの最近のFrankfurt (M)国際空港だが、今日は落ち着いた雰囲気で、余裕をもって搭乗口に着く。ここでソーセージを。Milanに着くのはかなり遅いので、とりあえずお腹を満たしておこうという訳である。
 程なくLH278便に搭乗する。A320による運航で、ほぼ満席である。定刻の21時50分に出発、トーイングカーがプッシュバックだけでなく、そのまま誘導路手前まで航空機を牽引する。環境に配慮した試みらしい。

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 順調に離陸すると、飛行時間は1時間にも満たない。ミネラルウォーターとお菓子のサービスを受けると、まもなく着陸態勢、Milan-Linate空港に着いたのは23時であった。

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 人気の少ないターミナルに進む。ロストバッゲージを心配したが、幸いにもスーツケースはちゃんと届いていた。夜も遅いので、タクシーでMilan中央駅付近のホテルにはタクシーで向かう。ホテルの場所を確認すべく、インターネットにアクセスすると、何と予約したはずのホテルはいつの間にかキャンセルされている。どうやら、クレジットカードの決済がうまくいってなかったようだ。慌てて検索し、何とか同じくらいの値段で、ホテルを確保できた。そのDoria Grand Hotelまでは20分程。無事チェックインできた。
 荷物を置いて、近くの雑貨屋で水とビールを確保。途中でトラムを見ると、Milanへ来たことを実感する。もう夕食を取るような店はもちろんなく、Frankfurt (M)国際空港でソーセージを食べたのは正解だった。

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 長旅を終え、寝ようとしたら、ルフトハンザからメッセージが届いていた。何と、翌々日の10月22日に搭乗予定のMilanからFrankfurt(M)への便が欠航とのこと。アワードマイレージで取った予約で、ホームページではどうしても予約変更ができない。しかも、Milanからドイツ方面の便は軒並み欠航となっている。後に知ったところでは、イタリアで管制官のストがあったそうだ。それでも、何とかアリタリア航空を引き継いだITAのMilan発Düsseldorf行を確保。予定の調整もして、床についた時には1時半を過ぎていた。
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