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軽井沢へ [国内の鉄道]

軽井沢のリゾートホテルにいる。平日日中の遠出であるが、仕事というわけではない。仕事が嫌になって、旅に出たのでもない。北軽井沢のドイツ・フェスティバルに行くのでもない。明日は双子の弟の結婚式、今日の夕方に親戚が集まる予定なのである。
こんな日に限って朝から忙しく、本来の予定より1時間以上遅れながら何とか仕事を終え、上野駅新幹線ホームへ15時頃には着いた。

200_1.jpg

ここで目に入ったのが200系リバイバルカラー編成である。私が子供の頃は東北・上越新幹線の起点は上野、そして車両はこの色の200系だけであったが、今ではリバイバルカラーという扱いなのだ。200系リバイバルカラー編成と言っても、更新工事を受けており、前面窓がスマートすぎて違和感は残る。しかし、0系の消えた今、往時の新幹線を偲ばせる貴重な存在であることは間違いない。
同じホームの反対側にも200系が到着、いまや200系が並ぶ姿は珍しく、写真に収めた。

200_2.jpg

私の乗る、あさま529号は15時10分発。長野新幹線の車両はごく一部の臨時列車を除き、E2系に統一されている。私はRheingoldを例外とすると、特別な列車ではなく、何編成もが走り回っている、どこでも見られるような標準車が好きである。ICE 3にしても、ドイツの高速列車ネットワークの中心的な存在として走り回っている今の姿こそが全盛期だと感じ、そして全盛期の姿こそ最も美しいと思う。
E2系はいわばJR東日本の新幹線の標準車、そして、今こそ全盛期と言えよう。外観のスタイリングは少なくとも他の一部の新幹線車両と比べれば、はるかに完成されているし、目立たないが最高275km/hを誇る高性能、そして揺れの少なさは、高い技術力に裏打ちされた、完成度の高い車両であることを感じさせる。

e2_1.jpg

このE2系に好感をもつ理由の一つは、一部編成がSiemens製のSIBAS 32制御装置を使用していることである。しかし、これまで長野新幹線に乗るたびに注目しているのだが、まだSiemens編成に当たったことはなく、残念ながら今日のN4編成もSiemens編成ではなかった。
それにしても、JR東日本の新幹線車両の腰掛けは何とかならないものか。多くの列車が混雑するため、少しでも定員を増やすようにシートピッチを詰め、それでも転回可能な椅子にするためにサイズが限られてしまうのは理解できるが、東海道・山陽新幹線にも大きく劣り、航空機に乗っている気分にさせられる。椅子もどこか落ち着かず、座り心地が良いとは到底言えない。
技術的な面まで含めれば、E2系がICE 3よりも劣るとは全く思わないが、E2系の旅を楽しみながらも、エクステリア・インテリアデザインから性能まで、ICE 3が標準車として驚異的なまでに完成度が高いことを感じるのである。
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コメント 2

abe

おめでとうございます。この言葉はHUHさんご本人に掛けたいと熱望している一人であります。そのため日夜頑張っております。
ところで模型と天秤にかけるとどちらが重いですか?(w
by abe (2009-06-16 23:30) 

HUH

abeさん、いつも有難うございます。期待しております(笑)
天秤は・・・・でっちなんでしょう・・・・と、迷ったりして。いや、迷わずに済むことが大事なのかも。

ちなみに、帰りのE2系もN4編成、とりあえずSiemens編成には「ご縁」はありませんでした。

by HUH (2009-06-18 23:16) 

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