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7月28日 Tokyo/Narita → Frankfurt (M) → München [ドイツ・オーストリア鉄道旅行 2012]

 1週間の夏休みを取ることが出来たので再びドイツを旅行することにした。6月上旬から慌ただしく航空券や列車のチケット、ホテルなどを手配した。
 7月28日土曜日、早朝5時前に起床、ロンドン・オリンピックの開会式を見ながら荷物を確認する。自宅近くの駅を6時に出る列車に乗車、京成高砂からはアクセス特急で成田空港へ向かう。車両は京急1000系である。車内は空いているが、私と同様夏休みなのであろう、大きな旅行カバンを持った乗客が目立つ。成田空港駅には6時54分に到着する。
 駅から南ウイングの出発ロビーへ向かう。早朝なので人はまばらだが、ルフトハンザの窓口は既に開いている。既にチェックインはオンラインで済ませてあり、スーツケースを預けるだけで7時05分には手続きを終わる。

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 続いて両替とコンビニエンスストアでの買い物を済ませ、展望デッキへ上がる。7時46分にFrankfurt (M)からのLH 710便が着陸、A380の大きな機体で存在感は抜群、多くの航空ファンがカメラを向けている。

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 だし茶漬けで朝食を済ませ、パスポート入れや街歩き用の小さなカバンなどを買って、8時30分に出国審査へと進む。夏休みの出国ラッシュで長い行列ができており、中には税関職員に呼び止められて大声をあげている人や、列を割り込もうとして係員に注意されている人がいて、なかなかの喧騒ぶりである。
 ようやく出国審査を通過して、46番搭乗口へ。登場するLH 711便はA380-800、D-AIMC “北京 Peking”である。A380はずんぐりとして美しいとは言えないかもしれないが、愛嬌のある好ましい姿だと思う。

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 9時15分に搭乗開始、ファースト・ビジネスクラス客が先に搭乗し、エコノミークラスは列毎に順番に案内される。私はエコノミークラスの60列で、最後に搭乗を案内された。これまで大抵は窓側を指定していたが、今回はギャレーのすぐ後ろの通路側60Cを予約している。足元が広いということで、どの程度か試してみようと思ったのである。
 機内が落ち着いてもなかなか出発しないと思ったら、あと数名の乗客の搭乗を待っているとのこと。定刻の9時45分を過ぎ大分待ったところで、旅慣れた様子の中年の男性が搭乗してきた。すぐにドアクローズ、10時10分にプッシュバックが開始された。この時間は出発ラッシュ、キャセイパシフィックのA330、JALのB777、ANAのA320の離陸、さらにアエロフロートのA330の着陸を待ってようやく滑走路へ。エンジン音が高鳴り、長い滑走を経て、ゆっくりと空へと上がる。といっても上昇角度は緩やかでなかなか地面が離れていかず、失速しそうな感覚に一瞬とらわれるが、まもなく雲の中に入る。
 巡航高度を維持すると、大きな機体故か、揺れは非常に少ないし、エンジン音も静かで快適である。冷房の真下で時々水滴が落ちてくるが、気になるほどでもない。出発して1時間半ほどでまずは飲物のサービス、私はビールをチョイス。Wersteinerのピルスはいつながら美味しい。昼食は私の席に回ってきたころには選択できず、和食のチキンとなった。機内食だから特別美味しいということはないが、エコノミークラスのサービス低下が著しい昨今では、よく頑張っている方かもしれない。白ワインも一緒にもらって、ほろ酔い気分。

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 食後は持参したiPadで、事前に用意したモーツァルト「魔笛」の第1幕を鑑賞。チューリッヒ歌劇場2007年の公演である。少し眠った後、第2幕を楽しむ。今回の旅行では、「魔笛」の鑑賞を予定しており、その予習というわけである。
 今回座った60C席は確かに足元は広いが、通路の人通りが多く、寝ていてもカーテンが当たって起こされてしまうし、離着陸時にシートテレビを収納しなければいけないなど、良い点ばかりでもない。この席を選択するかどうかは好みに大きく左右されそうだ。すぐ前のギャレーには誇らしげにルフトハンザのロゴマークが掲げられている。

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 おにぎりのサービスが途中である。残った時間は、シートテレビでシャーロック・ホームズの映画、さらにネルソンス指揮バイエルン放送響によるドヴォルザーク交響曲9番「新世界」を楽しむうちに、ドイツ時間で12時30分になり、ヘルシンキ上空を飛んでいる。Frankfurt (M)まではあと2時間である。
 まもなく軽食のサービスがあり、ラピオリを選択する。なかなか美味しい。ここで赤ワインを一杯。到着まではゲーテ「ファウスト」を読み進めたり、ドイツ観光案内の映像を見て過ごす。

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 到着45分前にBerlin上空を通過、Fulda付近でやや左に旋回すると、あとは真っ直ぐにフランクフルト空港へと向かう。着陸態勢に入り、シートテレビは収納しなければならないので、あとは壁のテレビ画面を眺めるしかない。

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 到着前に激しい揺れがあるとのアナウンスがあったが、Hanau上空を過ぎ雲の中に入ると雨が降っており、確かにある程度の揺れがある。しかし、さらに高度を下げると揺れも収まり、まもなく14時30分にフランクフルト・マイン国際空港に着陸する。着陸後、LufthansaのB747-400、MD-11Fの着陸を待った後、C14にスポットイン。出発はかなり遅れたが、どうやらかなり取り戻せたようだ。
 A380にはボーディングブリッジを3本付けるようだが、まずはファースト・ビジネスクラス用を優先するためだろう、ドアが開くまでしばらく待たされる。ようやくドアが開き、降機する。

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 急いで入国審査へと向かう。この後は列車でMünchenへ向かう予定だが、15時37分発のICEを逃すと次は16時54分までない。念のため、両方の列車の予約を取ってはあるが、できれば15時37分に乗りたいのである。
 幸いにも入国審査は空いていてすぐに手続きが終わり、Baggage Claimへ。ここでしばらく待たされるが、思ったよりは早くスーツケースを受け取ることが出来た。この時点で15時20分過ぎ。急いでゲートを出て、まずはターミナル1の地下にあるフランクフルト空港近距離駅Frankfurt (M) Flughafen Regionalbahnhofへ。レールパスのヴァリデーションを済ませる必要があるが、DBの窓口は長蛇の列。これを待つわけにはいかないので、フランクフルト空港長距離駅Frankfurt (M) Flughafen Fernbahnhofへ向かう。連絡通路を走って5分弱、Fernbahnhofの明るいコンコースに着く。こちらの窓口も数人の行列があるが、Regionalbahnhofよりはかなり空いている。
 ヴァリデーション手続きが終わったら、もう15時35分。急いで4番線ホームへ下りると、乗車するICE 721は既に入線して発車を待っていた。ICE 3 (403形) Tz 320である。Frankfurt (M) Hbfから先頭になる21号車(2等車)のラウンジ最前席を予約していたが、今日のICE 721は編成が逆になっており、21号車 (1等車)が先頭。ただ、幸いにもラウンジは親子が座っているだけで、最前部右側の一人席102番は空席だったので、ここに腰を下ろす。
 ICE 721は定刻の15時37分に発車する。慌わてて飛び乗ったので荷物の整理をするうちに列車はFrankfurt Stadionを通過、マイン川を渡ると大きく右にカーブして、15時48分にFrankfurt (M) Hbfに到着する。列車はここで折り返し、乗車している29号車が先頭になる。運転手が乗り込んできて、出発準備を整えている。空港駅では時間がなかったので、ここでホームに下りて列車を撮影する。空港に着陸した際は雨だったが、今は晴れ間が見えていて気持ち良い。

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 15時54分、Frankfurt (M) Hbfを発車、ちょうど別のICEが発車していくのをみながら、左に大きくカーブしてマイン川を渡る。

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 さらに左に大きくカーブしてDarmstadtからの路線と合流、北東に進路を向けたところでFrankfurt (M) Südを通過し、今度は真東へと向かう。

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 Frankfurt (M) Süd からHanauまではFrankfurt-Mainkur経由とOffenbach経由の2経路があるが、ICEは基本的には南側のOffenbach経由を走る。Offenbach Hbfを通過すると加速し160km/hへ。減速しマイン川を渡るとまもなくHanau Hbfを通過する。

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 今度は南東へと向かいながら、再び160km/hに加速する。外は曇っているが、時々晴れ間ものぞく。Kahlを経由し、左にカーブしてDarmstadtからの路線と合流、16時22分定刻にAschaffenburgに到着する。

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 運転手が運転室に鍵をかけて席を離れたが、すぐに戻る。その間に、反対ホームには111形牽引のModus客車編成が到着する。16時24分に発車、列車はMain-Spessart-Bahnを東へと向かう。この区間は森の中を走り、細かいカーブが続いて、あまりスピードも上がらず、100km/h程度で走る。そのため、途中のLaufach –間では新線の計画もあうようだ。

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 そのLaufachからは全長926mのSchwarzkopf-Tunnelまで登り勾配が続き、Heigenbrückenをサミットに下り勾配となる。

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 この付近からはMain川の支流Lohr川に沿って走るが、木々に阻まれて川の姿はほとんど見えない。森の間に時々現れる小さな町を横目に列車は100km/m程で走る。ラウンジでは男の子がしばらく落ち着いたかと思うとすぐにぐずり、母親が一生懸命機嫌をとっている。

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 Partensteinで東から南東へと進行方向を変えたところでICE-Tと離合する。まもなく雨が降ってきた。左に大きくカーブして貨物列車が対比するLohr Bfを通過し、右にMain川が沿う。

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 まもなくGemünden経由の在来線と分岐し、高速新線への短絡線へ入る。車内信号は200km/hを指し、列車は一気にスピードを上げる。マイン川を渡り、Schörain-Tunnel (全長3942m)に入る。

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 続いてHarrbach-Tunnel (全長523m)、Strändelberg-Tunnel (618m)、Rammersberg-Tunnel (1361m)を抜け、Rohrbach付近で高速新線SFS Hannover – Würzburgに合流、列車は250km/hへとさらに加速する。

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 SFS Hannover – Würzburgはドイツで最初に開業した高速新線の一つ、貨物列車の走行も考慮され勾配は緩やかで、250km/hを維持しながら列車は駆け抜ける。

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 Rohrbachから次の停車駅のWürzburg Hbfまではわずか25km程度、250km/hの速度ではあっという間である。Rossberg-Tunnel (全長2164m)、続いてSteinberg-Tunnel (全長579m)を抜ける頃には減速し、右から在来線が合流し、その向こうにはマイン川が沿う。マリエンベルク要塞やWürzburg市街地を右に眺め、マイン川を渡って、定刻より1分早い17時02分はにWürzburg Hbfに到着する。

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 ここでラウンジに座っていた親子が下車し、ラウンジは私一人となった。17時05分にWürzburg Hbfを発車すると、しばらくは複々線区間となる。Rottendorfで440形と離合すると、まもなくSchweinfurtへの路線が分かれていき、列車は南東へ向けて、140km/h程で走る。周囲は田園風景が広がるが、ところどころに風力発電機がそびえ立つのはドイツらしい光景である。

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 Kitzingenを通過すると再びMain川を渡る。

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 この区間は複線区間だが、旅客列車・貨物列車とも本数の多い区間だけに、途中駅では長い待避線が備えられている。この辺りから200km/h走行区間となり、列車のスピードが上がる。車窓からは田園風景の中にところどころ教会を中心に構成された集落が現れる。太陽光発電が並ぶ一帯も目に入る、この辺りはドイツの自然エネルギー大国ならであろう。

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 Aisch川を超え、Rothenburgからの路線が合流すると、まもなくNeustadtを通過する。構内には440形や648形などが停車している。

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 この先はスピードが100~140km/h程度へ落ちる。列車は森の中を滑らかに走る。空いている車内は走行音が響く以外は静かである。Zenngrundbahnが合流するSigelsdorfの先でICE 1と離合すると、まもなくMain-Donau-Kanalを渡り60 km/h程度まで減速する。

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 Bamberg方面からの路線が合流し、ICE-Tと離合しながらゆっくりとFürth Hbfを通過する。

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 列車はさらに40km/h程度まで減速、一旦右に転線する。注意信号を受け、先行する440形を追いかけながらしばらく徐行、再び左に転線し、Nürnberg Rbf方面への貨物線が分岐すると再び100km/h程度まで加速する。

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 S-Bahnで活躍する新鋭442形とすれ違うとすぐに減速、複雑な立体交差を経て、左にDB Museumをのぞむと、17時59分定刻にNürnberg Hbfに到着する。

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 バイエルン州の北の拠点だけに、ここでの乗車も少なくない。私は停車時間を利用して、車外へ出て気分転換する。

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 席に戻ったところで、18時02分にNürnberg Hbfを発車、ヤードに停車中の442形やalex客車を横目に、Nürnberg-Dürrenhof付近で右に大きくカーブすると160km/hへと加速する。しばらくはRegensburg方面の路線と並走する。

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 程なくして車内信号は250km/h、続いて300km/hを現示し、列車はさらに力強く加速していく。いよいよ高速新線SFS Nürnberg – Ingolstadtに入ったのである。左にRegensburg方面の路線が離れていき、代わりにアウトバーンA9号線が寄り添う。しかし、300km/hというスピードは異次元、アウトバーンを走行中の車をあっという間に置き去りにする。同じ300km/h対応の高速新線SFS Köln-Rhein/Mainに比べると、この路線は起伏はあるものに急勾配はなく、曲線もかなり少ない。スピードメーターは285~300km/hを行き来しているが、車内はいたって静か。在来線を走っているよりも揺れも少なく感じる、きっと軌道状態が安定しているのだろう。

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 Allersbergを通過し、Göggelsbuch-Tunnel (2287m)を抜け、Main-Donauu-Kanalを超えて、さらにOffenbau-Tunnel (1333m)、Euerwang-Tunnel (7700m)を抜ける。Kindingを通過して、さらにIrlahüll-Tunnel (7260m)、Denkendorf-Tunnel (1925m)とトンネルが続く。Stammham-Tunnel (1320m)付近でアウトバーンが離れる。Gleisberg-Tunnel (3289m)を抜ける頃には列車は減速を始める。Audi-Tunnel (1258m)を抜けたところがIngolstadt Nord。高速新線はここで終了、77.2kmをあっという間に駆け抜けたことになる。

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 Ingolstadt市内を140km/hほどで走り、100km/h程度に減速してDonau川を渡ってIngolstadt Hbfを通過する。

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 Donauwörth方面の路線が分かれ、列車は150km/hへ加速する。ここでHGKの185形が牽引する貨物列車と離合する、ドイツを走る貨物列車は本当に多様である。Baar-Ebenhausenで少し徐行したが、すぐに150km/hに戻る。もう18時を優に過ぎたが、外はまだまだ明るい。

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 ラウンジは私以外誰も座っていないので、じっくりと観察する。よく見たら2列目、3列目のシートは嵩上げされており、座ってみると案外前方がよく見える。最前席でなくとも、それなりに前方の風景が楽しめるよう工夫されているのである。

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 Rohrbachを過ぎ、Uttenhofen付近でICE 2とすれ違う。この付近からIlm川に沿って走る。最高200km/hで軽やかに田園風景の中を南へと向かう。

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 Ilm川が離れていくと、まもなくPeterhausenを通過、ここはS-Bahn S2系統の起点である。ここからはS-Bahnとは並走するが、列車線とS-Bahnの間には大半の区間で防音壁がそびえ立っている。その先で111形牽引のREとすれ違う。いよいよ廃車の始まった111形であるが、まだまだこの地域では健在である。

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 Röhhrmoos付近で再び150km/hから200km/hへ加速、Münchenへのラストスパートである。

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 München Nord Rbfからの貨物線をアンダークロスすると、まもなくICE 3とすれ違う。

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 S-BahnのMünchen-Untermenzing付近から減速、München-Obermenzingを通過するとLandshutからの路線が左から近づいてくる。ここで左へ大きくカーブし、AugsburgやGarmisch-Partenkirchen方面など、様々の路線と合流する。車内には到着案内が流れている。

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 左側のS-Bahnを走る423形を眺めながら、列車は減速していく。左右にヤードが広がり、正面には巨大なMünchen Hbfが広がる。減速してゆっくりと駅構内に入り、19時10分定刻にMünchen Hbf の22番線ホームに到着する。半年ぶりのICE 3はいつもながら快適であった。

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 夕方のラッシュなのであろう、駅構内は多くの利用客が行き交っており、飲食店もなかなかの盛況ぶりである。乗車してきたICEを撮影する。

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 駅に隣接したInterCity Hotel Münchenにチェックインする。ここはどこへ行くにも便利で、Münchenでの私の定宿と言っても良いかもしれない。荷物の整理や、インターネットの設定、メールの確認などを済ませ、20時過ぎにホテルを出る。駅でほんの少しだけ撮影する。

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440形

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111形

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218形

 あとは夕食に出ることにしよう。駅前からはトラム19系統に乗車する。

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 5分程乗車したNationaltheaterで下車、ここはバイエルン州立歌劇場に隣接する。一度はここでオペラを楽しみたいところだが、今回は見送り。

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 そのまま南へ数分歩いて、新市庁舎の地下にあるRatskellerへ入る。まずはビールを一杯、日本でもおなじみのLöwenbräuである。サーモンサラダとシュバイネブラーテン (豚のロースト)を注文する。どちらも凄いボリュームである。赤ワイン一杯を追加注文し、何とか食べ切る。満足して会計を済ませ、新市庁舎前を散歩する。

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 もう22時前だが、週末ということもあってか、新市庁舎前は驚くほどの賑わいである。

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 地下のMarienplatz駅からはS-BahnでMünchen Hbfに戻る。しかし、駅構内に下りると、何だか様子がおかしい。張り紙を見て合点がいった。工事で週末はS-Bahnは運休しているのである。

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 代行バスもあるようだが、どうも発着場所がはっきりしない。仕方がないので、歩いてNationaltheaterに戻る。もう22時を過ぎており、トラムは20分間隔だが、7、8分ほど待ったところでHbf方面のトラムがやって来た。座席はほぼすべて埋まっており、混雑している。22時20分にHbfに到着する。
駅構内ではParisから到着したTGV-POSが入線している。

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 まだ営業中の構内のスーパーで、寝酒用にビールを1本購入して、ホテルに戻り、長い1日を終えた。
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lucky_k.k

HUH さん、おはようございます。

先月も渡独されましたか。
なんとか私も、12月には、行きたいと思いまが・・・。
続編を楽しみにしています。
by lucky_k.k (2012-08-30 06:28) 

HUH

lucky_k.kさん
おはようございます。今回は大変充実した旅となりました、その模様は少しづつ書いていきます。12月に渡欧できると良いですね。
by HUH (2012-08-30 07:56) 

hikari

ミュンヘン直行便ではなく、A380でフランクフルトに向かい、
そこからICE3に乗るあたり、こだわりを感じて良いですね。
しかもICE3は結局1等側先頭になって、液晶スモークも無し。

食べる方もしっかりと、充実の初日だったのですねぇ。
HUHさんは12月には来られないのですか??
by hikari (2012-08-31 00:58) 

Y.N

楽しく拝読させて頂きました。

私も11月に渡欧しますが東京の友人と一緒の為、行きは成田、帰りが関空のLH便を購入しています。
行きはプラハinなのですが二人席が無いに等しいA380は敬遠して未搭乗のミュンヘン行きA340-600に乗る予定で階下のトイレに興味があります。A340は(A330でも)2人旅に向いていますから。
帰りは関空線に返り咲いたB747-400の後部2人席を予約済みです。
ジャンボは2月に渡米した折久しぶりに乗りましたが関空ではすっかり見なくなった機種です。

渡米や渡欧の際は飛行機選びが重要ですね。何せ片道12時間過ごすのですから.

では続きを楽しみにしています!!
by Y.N (2012-08-31 02:05) 

HUH

hikariさん
ミュンヘン空港からはS-Bahnで40分・・・・となれば、例え目的地がミュンヘンであっても、フランクフルトからICEを利用する方が私としてはずっと楽しめます。ICE 3なら1等でも2等でも良いんですが、1等はいつも空いているのが良いですね。
12月も是非行きたいです!が、厳しいでしょうね。

Y.Nさん
私は大学の卒業旅行の時は、中部からA340で渡欧しました。確かにA340の方がコンパクトで良い点も多いですね。関空線にB747-8が就航したら、是非関空発にいたいと考えています。
by HUH (2012-09-01 16:00) 

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