DB Baureihe 403 / ICE 3 (Märklin 37788) - 2 [鉄道模型 Maerklin]
ICE 3がメルクリンから最初に発売されたのは実車のデビュー前の1999年である。最初に多電源式の406形が製品化され、2003年に単電源式の403形が発売された。さらに、2008年にはフランス直通用の406形が発売されており、今年の新製品である37788は4番目のICE 3の製品ということになる (他国の仕様や架空モデルを除く)。2003年に発売された403形製品(37783)や、2008年発売の406形製品(37786)に比べると、実車に変化に合わせ細かい変更が加えられている。
37788はICE 3 (403形)の2011年、つまり現在の最新の姿をモデル化した製品である。編成は403形の1次車Tz 334、編成名は”Offenburg”である。この編成には昨年12月30日にBasel SBBからKöln Hbfまで乗車しており、愛着が涌く。
新しい字体のICEロゴ。
無線LANサービス”HotSpot”に対応することを示すステッカーと側扉に入れられたDBロゴ。編成名は”Offenburg”。
UICナンバー
それにしても、標記類の精密さには息を呑むばかりである。編成番号を示す”Tz 334”や編成長を示す”200.84m”、”DB Fernverkehr AG”、所属基地である”München”、さらに誇らしげな最高速度”330”まで、カメラでの拡大画像でも実車通りにはっきりと読む取ることができる。
ファンクションはそれ程多くないが、必要十分といったところである。
F0 前照灯・尾灯・室内灯
F1 ハイビーム
F2 走行音
F3 警笛
F4 ABV (漸次加速)オフ
F5 ブレーキ軋み音オフ
F6 車掌笛
F7 駅アナウンス (ドイツ語)
F8 駅アナウンス (英語)
F9 閉扉音
特徴的なのは走行音である。ESUとの大きな違いは、発車時にキーッというブレーキ緩解音が収録されていることである。この音は実車ではかなり目立つ。メルクリンのフルサウンドモデルはしばしば音量が小さいが、このICE 3については運転会で「うるさい」と言われたくらいなので、その心配はない。
実車の動画で確認していただこう。ちなみに前8両は今回のモデルになったTz 334編成である。)
製品状態で十分に満足できるが、少しタッチアップを加えた。
- 3つの前照灯のうちの真中の前照灯の周囲を銀色に塗装。
- 運転室ガラス上部への日除けの設置、運転手。
- 連結器カバー周囲・前照灯周囲・側面・補助空調装置のフィルターへのスミ入れ。
ただし、製品の魅力を活かすため、特にスミ入れは薄く行う程度に済ませた。
下の写真の右が製品状態、左がタッチアップ後の姿である。
最後にICE 3の離合を。まだ増結中間車が届いていないのが残念だが、格好いいの一言だ。
2012-04-29 01:22
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コメント(2)
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お邪魔します。
これは見てしまうと心が…。何とか自制心を保たねば。
ひとつだけ気になったのは出発時のインバータ音の発生が心無しか
早いような気がします…。
by Senichi (2012-04-29 15:44)
Senichiさん
こんにちは。いえいえ、是非心を動かして下さい。ICE 3は2編成くらいいないと・・・・我が家にはもっといますが。
確かにインバータ音が出るタイミングは少し早いかもしれません。ただ、模型はそもそも発進が急ですから、私はそれ程気になりません。それよりも、あのブレーキ緩解音はしびれますよ。
by HUH (2012-05-01 23:28)