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DB Baureihe 420 [ドイツ鉄道 電車]

3~6歳までの4年弱のドイツ生活で私の記憶に明確に残っている鉄道車両は103、111、112、403、そして420形である。私が住んでいたEssenのS-Bahnにこの420形が使用されており、オーソドックな愛嬌のある外観は私の好みであったが、そのうちに111形+x-Wagenに置き換えられ、420形は転出したため、実車を見ることはなくなった。しかし、420形は当時ドイツの切手の図柄となっており、いつも切手でみかける420形には強い愛着を抱いたものである。
420形は日本の鉄道ファンにもなかなか人気があるようだ。ICEが停車する長距離駅が完成した現在では様相はかなり異なるが、ちょっと前まではドイツの玄関フランクフルト空港に到着し、最初に目にする車両といえば、まず420形だったのである。遠方からの旅行客にとって、ドイツ鉄道を象徴する存在の一つなのかもしれない。

essen2-e78e7.jpg

私が420形に久しぶりに再会したのは、2005年の旅行の際に、Duesseldorf Hbfで見かけた時だった。この時は遠くから眺めただけだったが、2007年の旅行の際には何度も乗車した。特に印象的だったにはS-Bahn Stuttgartでの活躍ぶりである。新鋭423形より数も圧倒的に多く、Stuttgart Hbfに2~3ユニット連結して次々と発着する様は頼もしい限りであった。そして地下駅に響き渡る走行音も実に良かった。
420形の優しい顔付きはどの塗装にもよく似合う。同世代の車両の中でも、現在のVerkehrsrot塗装にこれだけ良くなじんでいる車両は思い浮かばない。
車内はシンプルそのもの、向かい合わせ式のにボックスシートが並ぶだけである。冷房装置はないから天井もすっきりしている。そして、いつも肌にまとわりつくような?腐ったような?カビ臭い?どんな表現を取るにせよ、決して良い表現にはならない、不快な臭気が漂っているのである。しかし、そんな体験も、420形の旅を印象的なものにしているのも疑いないところであろう。

essen3-28e81.jpg

420形の近況は以前にまとめたの詳細は省く。引退が近いのは動かしようのない事実だし、実際Essenで廃車となった420形達を見たときは何とも言えない寂しさを感じた。しかし、Stuttgart、Frankfurt/Mではまだまだ元気に活躍している。ドイツに行く機会があれば、改めてその姿を記録したいと思う。
ところで、何故今日420形を取り上げたのか・・・・それは・・・・・またの機会ということにさせて頂こう。


S-Bahnの世代交代~見えてきた420形の引退
http://rig-bahn.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300365620-1

420形 / RiG
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-420.htm
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hikari

HUHさん、こんにちは。

それは・・・
年末関西方面に弾丸されるということでしょうか?
やっぱり。
by hikari (2009-12-25 17:56) 

HUH

弾丸する程の時間はなく・・・・ということで次の記事のような結果になりました。年末に予想外の出費となりましたが、その価値は十分です。
by HUH (2009-12-26 17:22) 

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