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DB-LOKOMOTIVEN UND TRIEBWAGEN (Eisenbahn-Kurier-ASPEKTE) [ドイツ鉄道 書籍]

 DBの動力車とその所属先をまとめたEisenbahn Kurierの増刊号が発売になった。これは毎年出ているもので、6月1日時点でのリストが掲載されている。

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 構成は毎年ほぼ同じである。冒頭ではテキストで、この1年間の動力車のトピックスをまとめられている。例えば、ICEの車軸問題に関連して、DispolokのTaurusが117形として運行されたこと、Berlin-Warschau間のECの牽引に186形3両が投入されたこと、422形・440形の新規投入、Essen所属の420形の廃車など、3ページにわたって簡潔に触れられ、さらにTEE塗装やタルキス塗装、Orientrot塗装など旧塗装で残る車両のリストも掲載されている。

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その後は各動力車の美しいカラー写真が1~2枚ずつ、そして動力車のリストがひたすら並ぶ。リストは車番と所属先だけ記された、いたってシンプルなものである。


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貴重なのは事業用車やDBの動態保存車両も含んでいることである。

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読んでいて格別面白いというものではないが、資料性は十分である。このようなシンプルな構成なので、持ち運びには便利なので、ドイツ旅行でちょっと見かけた車両を調べるために携帯するにも便利だし、購入した鉄道模型の実車の現状を調べるにも良い。
以前紹介したEisenbahn Atlasと並んで、現代ドイツ鉄道を楽しむには欠かせない一冊である。
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コメント 6

hioka

ご無沙汰しております。

最後の写真の左下に載っているどう見ても事業用Taurusっぽい車両が気になる所です。
こんな車両が模型化されるとウットリできそうですが・・・

それにしても良い車両がいっぱい写っていますね。ほとんど読めないと思いますが・・・(涙

by hioka (2009-09-25 11:05) 

HUH

こんにちは。
この車両は711.1形という架線計測車です。最高160km/hの性能を持ち、高速新線にも対応している車両です。Taurusもそうですが、何となく2階建て制御客車の顔に似ている気がします。もし発売になったら、私も飛びつきそうです。

Taurusも最近しみじみと良いなあ、と感じています。カタログを眺めていて、Taurusの項で手が止まる自分が怖い・・・(笑)

ところで、この本はあくまで配置表という資料的な要素が強く、読むところはほとんどありません。
by HUH (2009-09-26 12:18) 

南那 轟

よい本をご紹介頂きました。これは欲しいです! とくに232~234型の配置区に興味があります。ぢつは今月末にまたフランクフルト経由イタリアがありまして、空港でゲットしたいなと思っています。
by 南那 轟 (2009-10-01 23:59) 

HUH

南那さん
232形は大半の機関車が廃車になるようで、Halle、Oberhausenなどに残るのみ、234形はすべて廃車となるようです。233形はHalle、Muehldorf、Magdeburg、Seddinなどに配置されていますが、いずれにせよ撮影できるチャンスはわずかでしょうね。
今度はフランクフルトで撮影する時間はないのですか?
by HUH (2009-10-03 14:48) 

南那 轟

HUHさん、ショックです。1年以内に廃車されてしまうのでしょうか。それとも数年持つのでしょうか。ドイツ語を覚えて運行状況(線区と本数)を調べないと撮れませんね~(汗。
by 南那 轟 (2009-10-04 20:44) 

HUH

廃車予定は具体的なことは分からないのですが、それほど長くはなさそうですね。旅客ではなく、貨物列車の牽引が中心でしょうから、運用も調べにくい可能性がありますし・・・・

参考になるような情報があれば、お知らせします。
by HUH (2009-10-09 08:54) 

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