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国際鉄道模型コンベンション出展 「Hbf」 [鉄道模型 総合]

東京ビックサイトで8月21日から23日の3日間、第10回国際鉄道コンベンションが開催されている。JAMには何度か見に行っているが、今回はよしゆきさんに誘われて、出展のお手伝いをさせて頂いた。21日の午後、仕事の移動のついでに1時間ほど立ち寄ったのと、昨日22日全日の短い参加となったが、その模様を報告させて頂きたい。
22日朝9時頃に東京ビックサイトに行くと、入口前は限定品を求める人々が列をなしていた。出展者用入口から会場に入ると、半分くらいのブースで、出展者が準備をしており、「Hbf」ブースでもmasato-marklinさんが既に作業をしていた。

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「Hbf」の名でMP出展した今回は、メルクリンを中心に、ヨーロッパ型鉄道模型を展示することがコンセプトである。展示の中心となるのは、運転会経験が豊富なmasato-marklinさんが中心となって準備したメルクリン・デジタルである。Cトラックで3線敷設し、外側2線は架線付きである。内側の1線は架線こそないが、ターンテーブル・扇形機関庫に接続していた。制御機器はCS1が2台、そしてESUのECoSが1台用意され、余裕がある。
会場が賑やかでサウンド・ファンクションがなかなか活きないのが残念であったが、SLの発煙は注目を集め、何度もこの発煙の機構を尋ねられた。扇形機関庫の周りに集結した機関車が一斉に煙を吐くシーンは、今回の展示の目玉となった。

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車両で抜群の注目を集めたのがmasato-marklinさんのBigBoy、その巨体と二つの煙突からの煙の迫力はもちろん、そしてスピーカーが大きいのかサウンドのボリュームも十分で、存在感を発揮していた。BigBoyには迫力では敵わないものの、01もドイツ機らしい美しさを誇った。蒸気機関車はメルクリンらしい魅力が感じられ、本当に良いと再認識した。

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私のICE 3MFもかなりの時間、走行させていただいた。自宅でチェックいた際にはデコーダーの認識がやや不安定であったが、JAM会場では実に好調で、トラブルはなかった、ただし、masato-marklinさんが用意した信号システムと相性が悪く、停止位置がしばしば狂った。シューと動力車の位置関係に問題があるかもしれないが、今後確認したい。蒸気機関車の陰に隠れてしまったが、それでもインバーター音はそれなりのボリュームがあり、喜んでくれた方が少なからずいたのは幸いであった。

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その内側はメルクリン・アナログ、BOAC VC10さんが用意したMトラックの単線である。Mトラックを実際に見るのは初めて、錆びが発生しやすいのが難点と聞いたが、形状はなかなか好感が持てる。今も見劣りのしない、年代物のメルクリンが快走し、展示に花を添えた。

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その内側は直流HOである。私が用意したFleischmannレールによるオーバル複線である。ここには私が持ち込んだEp.5のDB車両や、Fさんが持参されたTGVアトランティックなどを走らせた。デジタルを味わってしまうと、アナログはどうも面白みに欠けて、最近は直流車両を走らせる機会が少なかったが、ドイツで眺めた車両たちが走る姿を眺めるのはやはり楽しい。今後はDCC化も考えたいものである。

さらにZゲージも展示、Kさんが持ち込んでトランクレイアウトは非常にコンパクトなあら素晴らしい仕上がりだった。オーバル単線も用意され、レールツェッペリンなどが周回していた。

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空いたスペースにはストラクチャアも配置、教会では結婚式が行われていた。

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JAM会場も短時間ながら見て回った。メーカーの新製品発表、限定品・中古品販売が大きなスペースを占め、モデラーの展示が少ないのは残念なところであるが、江ノ電や箱根登山鉄道などのNゲージ・レイアウトの細かい作りこみには感心させられたし、ダイヤ運転も非常に興味深かった。その中でも、オフ会などでお世話になっているNさんが参加するHO Module Projectさんの”Hawaian Pacific R.R.”はテーマの選択が素晴らしいし、レイアウトは雰囲気抜群、植生の表現が特に素晴らしく、派手にウエザリングされた車両もレイアウトに実に合っていた。運転もDCCを活かし、線路配置も巧みで、こういうレイアウトを作ってみたいものだ、と感じさせられた。それにしても、地面の表現はレイアウトの魅力を大いに高める、いつかは自分も、と思うのである。

仕事の都合で今日はJAMに参加できないのは残念である。今頃撤収作業を進めている頃かと思うが、設営・撤収とも任せっぱなしで申し訳ない思いだ、このようにヨーロッパ鉄道模型を楽しむ機会を与えて下さった「Hbf」のメンバーの皆さん、そして来場して下さった皆様に改めて感謝したい。有難うございました。

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コメント 4

BOAC VC10

HUHさんお疲れ様でした。
片付けも手慣れたmasatoさんの指揮のもと順調に、7時前には完全撤収しました。
今日はICE3MFがほぼ全日出ずっぱりで、
インバータ音を響かせながら、少年たちの目の前をかっ飛んでました。
かなりの走行距離ですので、検査期限前の工場入りをお勧めします。

FLM等のDCモデルも、オーナーが居ないのをいいことに、
すっかり自分の物のように遊ばせていただきました。
(機関車次位の制御客車、バレバレですね)

あと、MレールはFさんかAさんがお持ちの物だったと思います。

追伸:宅配便は着払いになってしまいました。
ICE3MFのバラの中間車も入ってます。
by BOAC VC10 (2009-08-23 23:07) 

autounion

素晴らしいブースを展開されていたようですね!
都合がつかず、今回も行けなくてごめんないさい・・・
by autounion (2009-08-24 20:23) 

Adze

HUHさん、はじめまして。
JAM最終日に「Hbf」ブース、拝見させて頂きました。
メルクリンファンとして、楽しませてもらいました。
特にICE 3MFのSIEMENSのドレミファインバータ音♪
これには、萌えました(笑)
また、昔のMトラックもいいですね!
Cトラックにするときに全て処分してしまいましたが、
ちょっと残しておけばと今更ながら思いました(^^;

by Adze (2009-08-24 23:09) 

HUH

BOAC VC10さん>
撤収作業お疲れ様でした。宅急便は無事に到着しております。
今回はアナログのメルクリンも色々と楽しませてもらいましたし、DCではBOAC VC10さんのこだわりの編成を拝見できて満足しております。
今回は有難うございました。

autounionさん>
masato-marklinさんにおんぶに抱っこで、私は手持ちの模型を出したくらいです。魅力的なブースを展開しているグループも多く、いろいろと刺激になりました。今度は運転会を開きましょうね。

Adzeさん>
はじめまして、コメントを有難うございます。
ICE 3は正確にはドレミファではないのですが、独特のインバータ音はよく再現されているかと思います。好きな人にはたまらないですね。
今後もよろしくお願いします。

by HUH (2009-08-25 21:19) 

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