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9月8日 Essen → Bochum → Essen [ドイツ・フランス鉄道旅行 2007]

ホテルにチェックインし、スーツケースを部屋に置く。外はまだ明るい。そこで、Essen周辺の鉄道を楽しむことにする。

Essen Hbfに戻る。コンコースにあるソーセージ店の香りはやはり魅力的だ、今回ドイツでは一度も食べていないカレーヴルストを買う。茹でたソーセージをざく切りにしケチャップとカレー粉をまぶしただけの代物だが、これはこれで美味しい。日本で発売したらきっと人気が出ると思うのだが、見かけないのは残念である。
ホームに上がると、丁度Hagen行のRBが停車中であった。Essen - Hagen間Ruhr-Lenne-BahnのRB 40系統はEssenに本拠を置く民間旅客列車運行会社Abellio Rail NRW GmbHにより運行されている。Abellioはこの他にもBochum - Gelsenkirchen間Nokia-BahnのRB 46系統も運行している。RB 40系統には当初はTaurusをリースし、Silberlinge客車を連結して運行していたが、2007年8月からはStadler製の最新電車FLIRTを導入し、客車列車を置き換えた。FLIRTは最高160km/hの高性能を誇り、SBBが積極的に導入している他、DBも427形として5編成を購入した。AbellioはFLIRTを3車体連接構造のET 23を9編成、2車体連接構造のET 22を8編成導入している。AbellioにCIに従い、銀のベースに赤と黒のアクセントが入った塗装は何ともセンスが良い。

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最新のFLIRTを見たからには乗るしかない。発車時間も近いので、発車を待つET 23に乗車する。車内はクロスシートが並ぶ、シートモケットは赤を基調とし、DB車両とは異なる印象である。乗車率は高く、座席はきれいに埋まり、扉付近に立客も多い。私も最前部の扉付近に立つ。車掌が添乗しており、検札に回っている、私はレールパスを示すだけである。
まもなく列車は発車する。Essen Hbfを発車すると、列車は気持ち良く加速していく、まもなく160km/hに達したようだ。最高速でも安定した乗り心地だ。Essen-Kray Sued、Watteenscheidと停車し、地元客の乗降がある。一度離れたS-Bahnと合流すると、まもなくBochum Hbf、所要9分の短い旅行である。FLIRTは日本の列車との差異は少ないかもしれないが、素晴らしい印象を残した。Abellio塗装は、FLIRTの中でも特に格好良いとも思う。

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Bochum HbfからはEssenに戻る。時刻表をみると、丁度REがある。到着したのは111 113-7を先頭にした2階建て客車の編成である。Duesseldorf - Minden間のRE 6系統の列車で、"Westfalen Express"と呼ばれている。早速乗車すると、こちらも高い乗車率を誇り、座れそうにないので、扉付近に立つ。直ぐに発車、電車と遜色のない、滑らかな加速で一気にスピードに乗る。モーターのない静かな車内はいかにも客車列車だ。車窓には夕暮れが迫る、もう19時を過ぎているのである。ICE 3の回送列車とすれ違う、夕暮れの中室内灯の灯った姿はひときわ美しい。まもなく、列車はEssen Hbfに到着する。

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Essen Hbfの地下にはトラムとStadtbahnが発着するホームがある。今度はそれに乗ることにした。青色の照明が独特の雰囲気をかもし出す地下ホームで待つことしばし、やってきたのはEssen市内交通を担うEVAGの最新型トラム、ADtranz製Flexity ClassicsシリーズのM8D-NFである。黄色と青の塗装がよく似合っている。

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早速乗車する。地下線を走り、次のPolscheplatzで下車する、ここはトラムの拠点駅の一つ、地上はショッピングセンターになっている。しばらくはショッピングセンターをぶらつくが、20時で閉店とのことで、もう時間もない。外を歩いても、閉まっている店が殆どだ。
地下ホームに戻り、今度はオレンジ色の広告塗装を纏ったM8D-NFでEssen Hbfに戻る。

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地上に上がると、コンコースにインターネットカフェがあったので、ここでしばらく時間をつぶす。ソーセージの影響か、お腹はまだ空かない、そこで構内のバースタンドに入り、地元の生ビールを一杯。
満足したところで食事にしよう。とはいえ、Essen Hbf周辺は店は少ない。ホテルに戻ると、レストランが良さそうだったので、ここに入ることにする。団体客で賑わうレストランの片隅に座ると、店員が丁寧に対応してくれる。サラダとドイツらしい豚肉料理を大ビール2杯と楽しむ、良い夜だ。
食後は、ロビー横のバーへ。他に客はなく、店員は暇そうにしている、ちょうど、サッカー欧州選手権予選のドイツ - ウェールズ戦を放映中である、。私はサッカーは熱心なドイツファン、試合終了まで観ることにする。 ビール1杯、白のグラスワイン1杯を開ける頃、試合終了、ドイツ2:0の勝利に満足する。
酔い覚ましを兼ねて外の空気を浴びる。9月とはいえ、ドイツはすっかり寒くなっている。中央駅周辺は店は少ないが、人通りはそれなりにある。ふと、ケバブの店を発見。今日は十分に食べたが、トルコ移民の美味しいドイツでのケバブの味には興味がある。おもわず1個購入、そのボリュームに圧倒されるが、何とか食べ切る。
もう満腹である。夜もすっかり遅くなったので、ホテルの部屋に戻り、すぐに寝る。
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