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9月8日 Nuernberg市内巡り [ドイツ・フランス鉄道旅行 2007]

ICE 726の発車を見送る。反対側のホームには143形が停車中、どこか引き締まっているな、と思ったら、窓枠が黒い。

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コンコースのコインロッカーにスーツケースを預け、市内に出る。Nuernbergはドイツ鉄道発祥の地、最初に向かうのはDB Museum Nuernbergである。駅から徒歩10分弱でDB Museumに着く。DB Museumは2年ぶりの訪問であるが、入口付近の和食の店はそのまま存在いしていた。チケットを購入し、館内に入る。前回とは展示方法がかなり変わっており、時代順に分けられ、ドイツ語を理解しない私にも分かりやすくなった。時代時代の世相も合わせて紹介され、面白い。

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初代機関車Adlerのレプリカ

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バイエルン王国鉄道S 2/6

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ICE 3のモックアップ - このモックアップが登場したときの衝撃は忘れ難い

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798形レールバス

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798形の運転席はシンプルそのもの

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111形のシミュレータにも挑戦した。Nuernberg Hbf付近をCGで再現しており、初めてドイツの機関車の運転を体感した。

70~80年代のInterCityに関する展示もあって、親しみが湧く。スケールモデルも充実している。スケールモデルの特別展示も行われており、その精密さには舌を巻いた。

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103形

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120形

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601形

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S-Bahnの並び

日本の鉄道博物館のような体験型の設備は少ないが、実物車両の展示も充実しており、DB Museumの見応えには改めて驚いた。最後にMuseum Shopをのぞき、街へ出た。
ここから市の中心部に向かいながら歩くこと10分ほど、Eisenbahn Doerferという模型店に着いた。今回行った中でも最も大きな模型店で、新品から中古まで在庫も豊富で、土曜ということもあるのか、多くの買い物客で賑わっている。

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買い始めると切りがなくなりそうなので早々に退散、さらに歩くこと10分ほど、街の中心Hauptmarkt中央広場に出た。11時30分くらいで昼食には少し早いが、まずは腹ごなしを、ということで、広場から近い有名店Bratwursthaeusleに入る。ここは、ドイツでも人気の高いNuernbergerソーセージの店、Akiraさんもここは美味しいと太鼓判を押していた。早速ソーセージ12本とザワークラウトのセット、そしてビールを注文する。香料の効いた小振りのソーセージを、中央の厨房で炭火を用いて次々と焼いている。香り高いソーセージを堪能、これなら何本でも食べられそうだ。大満足し店を出る。

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Hauptmarltを散歩する。市場が開いており人通りも多い。広場の中央にはSchoener Brunnen 美しの泉があつ。塔の鉄策に設けられた環を3回まわすと願い事がかなうらしく、観光客が順番に回している。

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これまた有名なLebkuchen Schmidtという菓子店にに立ち寄る。ここは名物レーヴクーヘンで有名、お土産に大量に購入すると、おまけに人形を付けてくれた。ここから繁華街を散歩しながらKoenigstrasseを駅に向かって歩く。川の中州に建てられたHeilig-Geist-Spitalの美しい光景を眺める。

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賑わいの中を歩くこと10分程で駅に戻る。スーツケースを回収する。それにしてもレーヴクーヘンが想像以上に重い、Parisで買ったワインもあり、これらを持ち歩くのは難しい。そこで安いリュックサックを購入し、中にワインとレーヴクーヘンを詰め込んだ上で、駅前の郵便局からドイツに発送することにした。しかし、郵便局の窓口ではリュックサックは駄目、ワインも破損の可能性があるから駄目とのこと、仕方がないのでダンボール箱を購入し、レーヴクーヘンや不要となった荷物を詰め込んで日本に送った。
もう乗車する予定のICEの時間が近づいている。急いでホームに上がると、Muenchenに向かうICEが反対側のホームに入線してきた。

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Akira

DB Museumは、私も何回か訪れていますが、いつ行っても飽きない博物館ですね。ここの目玉は、もうお話ししたかも知れませんが、画像にも出ている1/10スケールのモデルです。これを製作したのは、DBのLehringe(実習生)です。これは鉄道が出来た当初からの伝統のようで、当時活躍している実車の図面と実物を計測しながらスケールに落とし込んで製作するのが課題となっているようです。特にEp.I時代の車両は既に存在しない車両も少なくないため、模型で残されているのは実に貴重な資料になっているというわけです。図面があっても、内装の装備品の色や風合いなどまではわかりませんから、このモデルがあることで当時の生きた資料になるわけです。

Nuernbergの中心街も楽しまれたようですね。BratburstheusleとLebkuchen Schmidtは、Nuernbergに行った時は必ず立ち寄る2店です。思い出しただけでヨダレが....。
Marktplatzの写真の中央にある塔は願い事が叶うリングが付いているのをご存知ですか?それを廻しながら目をつぶって願い事を思えば、叶うと言われています。今度はお試しあれ。
by Akira (2008-10-26 23:23) 

HUH

確かにDB Museumのスケールモデルは見応えがあります。これだけでも、十分に博物館が出来るでしょう。一つ一つのデティールが、全体のバランスを崩すことなく、非常にバランスよくまとめられれていますし、塗装は素晴らしいし、貴重な資料といえるのも分かります。

2005年に初めてドイツに行った時に、事前にAkiraさんから詳しいご案内を頂いたので、立ち寄る場所も当然かぶります。Bratwursthaeusleは本当に美味しかったですね。日本では美味しいNuernbergerには出会わないだけに、ますますそう感じます。
甘いものは元々あまり食べないので、Lebkuchenは好きでも嫌いでもな、といったところです。ドイツに行くと、立派なお腹をしたオジサンが、大きなケーキに歩きながらパクついている姿によく出くわして、圧倒されて、ますます甘いものと縁遠くなるのかも。
Marktplatzの塔も3年目にAkiraさんに教えていただいて、その時はどうか試験に受かっていますように、と願って無事に叶いました。おかげで今も働けています。昨年は特に願い事はしなかったですが、来年は何か考えましょうか・・・・
by HUH (2008-10-27 00:24) 

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